シュンの日記なページ

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独りで呑み歩く夜

crimewave2008-01-19

 朝から一ヶ月一度の病院へゆき、帰ってきてから、雪かきをする。どか雪の翌朝だ。大量の雪からパジェロを掘り返すだけでも大仕事だったのに、玄関前に歩くスペースを作るだけでも大仕事だ。
 蔵王でスキー合宿をした頃の山形山岳会小舎を思い出す。戸隠で行きつけだったスキーロッジ・アルムの明け方を思い出す。会津高杖スキー場のペンション、バンマリー(右写真)を思い出す。いずれも行きつけの宿だった。まさかそれらの宿かそれを上回るくらいの豪雪の土地に自分が住むことになろうとは、当時は考えもせずに一夜だけのドカ雪を他人事のように愉しんでいたものだった。
 土曜の夜だというのに、ワイシャツにネクタイを締めて、タクシーを呼んで、街に出かける。札幌全日空ホテルでの立食パーティで、仕事の関係者と雑談を交わすひと時を終える。
 地下鉄で帰り、近所の街で、ひさびさの店を数軒ハシゴする。最初の店では、行きつけの焼き鳥屋のマスターが年明け直後、腰の手術で入院したために、ママが一人で切り盛りしていた。次の店は一年ぶりくらいになろうか、ジャック・ダニエルズのボトルがまだだいぶ残っており、しっかり愉しむことができた。
 車通勤のため、日頃は全然呑んでいない。こうして土曜の夜にでも出かけない限り、なかなか札幌で好きな店で、独りだけで自由に呑み歩く時間を作ることができない。東直己の登場人物たちが羨ましくなることがある。