静内を朝に出発し、牧場を縫うようにして一路、様似町まで南下。帰路は海沿いを徐々に北上する。浦河にてランチ。レストランの入口には地元の馬であるメイショウサムソンを祝う旗。皐月賞、天皇賞(春、秋)と優勝が続く、旬な馬を祝っている地元日高の歓びが表現されている。
海から内陸にかけて無数の牧場が存在するが、その貧富差が外観からも激しい。勝てる厩舎は潤い、負ける厩舎は、白川道『天国の階段』のように離農を余儀なくされるのだろうか。
太平洋の海が光に映えて青く光る。まさに天国への階段と呼べるような光の道が空から走っていた。いつ訪れても、変わることなく、美しい土地である。