シュンの日記なページ

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初冬スケッチ

 夜中に高熱を出したみたい。足がふらつき頭はがんがん。やはり薬を飲まなくては駄目だろうか。起きてから熱を測ると、37.2度の微熱。明日は浦和なのだ、しっかり治さねば、と今日は薬と生姜湯を両方飲むことにする。

 図書館へ本を返却に行く。雪がすっかり積もって、道路はつるつるに凍りついていた。

 

 カーブの多い細い道路へ左折すると、少し言ったところでワゴン車が道路を横切って木の中に前半分を落ちていた。中には若い母親と小さな子供が二人ほどいて、幼い子のほうは助手席に横たわって寝ている。ぎょっとして、尋ねると、「大丈夫です、JAFを呼んだところなので」「怪我はないですか。頭など打っていませんか? 救急車を呼ばなくてもいいですか」と確認するが、「子供たちも元気なので大丈夫です」との返事。車がけっこう通る道路なので、それ以上は追求するのをやめ、さらに先をゆくと……、目の前で、対向車がブレーキを踏んだのだろう。くるくると一回転して路上で停車。ぼくも思わず停まって、窓越しに相手ドライバーと眼で合図する。またもお母さんと小さな子供二人を乗せている。あーあ、皆、子供を乗せて何やっているんだか。ブレーキを踏んじゃ駄目だよ。スピードを抑えなきゃ駄目だよ、と心の中で呟く。

 この夏自転車散歩を楽しんだ川に出かけると、もはや半分以上の水面が凍りついていた。初冬、である。

  

 さらに、発寒川の方に回る。沼が結氷間近で、美しい。冬の訪れは、何となく雪の時期の長さを予感させてとても切ないものだけれど、こうして晴れた日中は、札幌郊外での生活も悪くないと思ってしまう。景色の清冽さに、思わず発熱している不調をも忘れて、微笑が零れてしまう。

  

 一本のナナカマドの木が、蒼空に映える。バックの高空に飛行機雲が、描かれてゆく瞬間の鮮烈!

 

 手稲山に向けて初冬の札幌西部が拡がる。手稲の二つのスキー場のオープンは来週辺りだろうか。

 

 通学路に使われる並木道。

 

 近くでは子供たちが休日の雪遊びを楽しんでいたし、早くもでっかい雪だるまが置いてある家もあった。北国の子供たちは元気極まりない。私に風邪を移した息子はとっくに回復し、今日も友達と雪道を辿って、どこかに遊びに出かけてしまっているのである。