札幌 山の手エリア

　三日連続、札幌の中心部で過ごす。
　今日はお昼は伏見のカレーうどん専門店鬼はそと福はうちで、札幌の街を窓辺より見下ろしながら、ランチ。メニューはカレーうどん三種類で、私は牛頬肉の辛口カレーうどんを。ライスにかけても美味しいだろうと思われるような本格カレーがとても美味しい。
　店内はシックで洒落たデザインで、ウェイトレスも美しく、駐車場には高級車が次々と駐まり、高級地らしくお洒落なマダムが店に次々と押し寄せる。トッピング(エビフライなど）を重ねたり、デザートやコーヒーを追加したりすると、ランチでは許容できない価格になりそうなので、最低価格の900円で食事を終える。
　旭山記念公園は紅葉時期はとても美しい場所なのだが、工事が入っており、札幌一望の景色を望むことが叶わなかった。工事完了は何と来年の7月だそうだ。
　代わりに何年か前の写真を。
　　　
　円山公園を貫く道路を山の手地区に下りてゆく。右に動物園、左に円山球場。突き抜けると、洒落た店ばかりが並ぶ商店街に。どこもかしこも帰宅や東区などとは色合いが違う。エキゾチックな匂いがする。昔はこの辺りを縄張りに車を走らせていたので、懐かしく、昼時間を走り回る。
　最後は大通り公園で少し時間を潰す。曇り空で、冷たい風が吹き抜ける。明日は、旭川あたりでは雪が降るらしい。紅葉より先に雪かよ、と思わず漏らす自分に気づいた。

※日記にアンテナを張っていた作家・打海文三氏が10月7日の日記記載を最後に、9日、心筋梗塞で急逝されていたとのこと。激しいショックを受ける……。もっと沢山この人の作品を無条件に読みたかっただけに、あまりにも悔しい。