雪の気配
層雲峡で初雪、という写真が朝刊に掲載される。うーん、一気に冠雪&紅葉シーズンを迎えるか。
今日は、午前中だけ休日出勤。さすがにストーブを焚いた。電気ストーブでも北海道の人はストーブを「焚く」というのだが、もちろん石炭ストーブや薪ストーブの名残りだろう。焚火感覚の火が欲しい、という温かさへの願望の強さの表われでもあるか。
午後には、石狩図書館に寄り、本を返却。数冊予約本が入っているみたいだけれど(笹本稜平『恋する組長』、志水辰夫『青に候』)、今日のところは持ち帰らず、予定している読書計画に沿ってゆこう。
恋する組長 青に候
家に戻ると誰もいない。息子は部活で、妻は仕事。麺とスープがそれぞれにあったので、久々にラーメンを茹でた。ありあわせの具を刻んで、放り込み、昔懐かしいラーメンライスを啜ると、貧乏だった頃のインスタント・ラーメンと冷えた飯の組み合わせを思い出した。なにせ電子レンジなんて当時の学生アパートにあるわけがなかった。おまけに電子レンジそのものも巨大で置く場所に困るという時代だった。
夕方から本を読み始める。長い長いジョー・ゴアズの大作『路上の事件』、いよいよ読了間近。
家でもストーブの火を強める。外は雨。まだ札幌に雪は早いぞ。