蕎麦屋で呑む文化
夜までの仕事を終えてから、札幌から来た同僚数人で、銀座の外れにある蕎麦屋に入り、酒を呑む。北海道では蕎麦屋でちゃんと呑むという文化があまりないので、東京の蕎麦屋で呑むということを体験しようという試みであった。蕎麦屋といっても蕎麦屋居酒屋みたいなものなので、刺身も焼き鳥もしっかりとメニューにあって、食材も確かであった。ここは美味いね、と蕎麦焼酎の蕎麦茶割りという蕎麦づくしを飲み下しながら、舌鼓を打った。疲れが抜けてゆく解放感がたまらないのである。
帰り際、レジのところで札幌からですか? と聴かれる。実は、札幌TVの方々がよく来られるんです、ということだった。よくわからないが、近所に日テレがあるので、系列局だから、何人か東京番みたいに入っているんじゃないか、と同僚が適当に解釈し、それをふむふむと納得する。
今回の長い出張、朝は築地でマグロ丼、夜は蕎麦屋で、最後には上がり蕎麦を、とそれなりに贅沢な生活をさせてもらっている。出張族は、仕事がきついので、食い物だけが楽しみなのです。
とは言え早めに切り上げ、ホテルに籠もり、読書を欲張った。『終決者たち』下巻も佳境に。明日は読了できるだろう。
そう言えば東京新聞のインタビューが気になるので、買おう買おうと思っていたのだけれど、つい買いそびれてしまいました。