シュンの日記なページ

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茨戸(ばらと)川

 修理を終えた自転車に乗って、近所の小旅行に出る。

 かつて埼玉県北本市に住んでいた頃、ぼくは三十代で、その頃フィットネスクラブで週に三度くらい3時間のメニューをこなし、うち1時間はランニングマシンを使って心拍数を100以上に保ったりしていたのだが、疲労が溜まりすぎ、医師にもう少し運動をソフトなものに切り替えるよう勧められた。そこで走ることから自転車に乗ることへ、切り替えた。桶川の専門店で自転車を買った。1993年夏のことである。

 休日ともなると、これに乗って近所を走った。時には利根川まで出かけて、土手道を羽生の方まで走ったりした。一日50kmを超えるとオケツが痛み出して限界かと思われた。でも、車では入り込めない専用道路に入り込んだり、砂利道に入っていって、思わぬところで川べりに放し飼いにされている乳牛を何頭か目撃したり(北海道ではなく埼玉で!)と、思わぬ収穫を得て歓んだものだった。

 そうした生活を思い出して、今日は石狩図書館まで自転車で進む。今日も、風が強く肌寒いが、快晴で雲ひとつない。早速、発寒(はっさむ)川に沿って走ると、これまで存在すら知らなかった自転車専用道を発見。思わぬところに出て、苦笑しつつも、今度は発寒川を渡って茨戸川を目指す。この川に沿って、石狩図書館に向かう。釣りをしたり散歩をしたりしている人の姿がちらほら見える。川沿いの公園ではバーベキューを愉しむ若いグループの姿が。

   

 川は河口に近いため、非常に川幅が大きく水量が豊かである。青々と水を湛え、海に向かって流れる川を激しい風が打ち、波立てている。何とも気分がよく、爽快! マイナスイオンを呼吸して、ストレスが霧散している状態なのかな、などと思いながら、陽射しと風とで中和された快適さの中を、ぼくはペダルを漕ぎ続けたのだった。