シュンの日記なページ

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もっと、さりげなく北海道

 今日は、日帰り富良野旅。いい写真が撮れるかも、と期待して行ったのだが、確かに十勝岳富良野岳も快晴の空の下、ぺっかりと絵のよう。だけど、雪が解け、緑深い山の真昼近くの景色、というのは山岳写真に向かない、ということに改めて気づいてしまう。夕暮れか朝の、斜光が陰影を深めている時間帯や、雪の存在が浮き立たせる輝きのようなものがないと、ちょっと面白くないのである。

 というわけで、本日は、富良野から札幌のオフィスに帰り、そこからいつものように家路を辿ってゆく午後7時過ぎ、西の空に広がった雲がよく焼けているのに出くわしたから、今日初めて、発寒川の橋の上で、デジカメを構えたのである。あの夕焼けの下は、石狩湾だ。富良野では一枚も撮らなかったけれど、快晴の空よりもむしろ、広がる雲の存在こそが、やはり大きい。

  

 それにしても、この季節の富良野路、「わ」ナンバー、「れ」ナンバー、本州ナンバー、観光バスだらけである。サービスエリアなどには、必ず太り気味のバスガイドが、集合時間を示した案内板を掲げて、中国人団体客をトイレに導いており、彼らの誰もが、ソフトクリームやアメリカンドッグには決して手を出さず、財布の紐を堅く堅く締め付けているのが、ちょっと見にもわかるというありさま。これが夏の北海道である。誰もが富良野のラベンダー畑と、旭山動物園をしか目指さないのだ。北海道はとてもいいところなのに、本当にもったいない話だね。