シュンの日記なページ

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知られざる本との出会い

crimewave2007-06-29

 仕事から帰って、家に車を置いてから、バス停に向かって歩く。夕方から振り出した雨が続いているので、傘を差して歩く。今日は午後に旭川を往復したので、肉体的疲れを感じている。それでも今日は女子職員の送別会だ。できれば呑みたくない気分だが、加減して酒を口にしよう。

 そんなことを思いながら、バスを地下鉄に乗り継ぎ、札幌駅で下車する。少し時間が余ったので、立ち呑み屋で一口だけ個人的な酒を口にしよう。そう思ったが、駅全体がリニューアルしてからというもの、あまり駅周辺を歩き回ることがなくなり、すっかり土地勘がなくなってしまっている。新しい駅では、昔わかりやすかった立ち呑み屋はとうとう見つけ出すことができなかった。

 紀伊国屋書店の駅前店ができてからも、そこに行ったことはまだなかった。少し探し回ったあげくに、ようやく書店を見つけ出し、新刊コーナーをチェックする。最近はネットで本を買うようになったため、書店でインスピレーションによって知らない本を衝動的に買ってみる、という冒険がなくなった。事実、書店で、次から次へと聞いたことのない作家の、聞いたことのない本を手にとってみると、本たちのタイトルや装丁から感じられる、ある種、現物のもつ独特のイメージ。ネットの画像では感じることのない新刊書籍の持つ懐かしい匂いがそこにあるのだ。

 その後、遅い時刻にスタートした送別会に出て、地下鉄で帰り、結局、最寄り駅のいつものカウンターに座って、気がつくと、ジャック・ダニエルズをストレートで飲んでいた。時々冷やすために、各氷を一つだけ放り込んだ。終バスを逃し、タクシーで帰宅したのは、午前2時だった。やれやれ。

 帰宅後、飯田譲治『誘発者』読了。