復活のジャンゴ
図書館から飯田譲治『誘発者』を借り出す。新規購入リクエストをしておいた3冊のうち1冊で、ぼくが最初の借り手だ。今野敏『果断 隠蔽捜査2』は2番手、桐野夏生『メタボラ』は4番手になってしまった。1冊につき貸し出し期限が2週間だから、待機時間は覚悟しなければならない。
TSUTAYAのネットレンタルの新作DVD情報を見たら、何と嬉しいことに喉から手が出るほど熱望していたマカロニ・ウェスタン2本が入荷している。AMAZONをチェックしてみるとスペシャル・エディションで発売開始している模様。
その2作とは、ジャン・ルイ・トランティニャン主演の珍しい西部劇『殺しが静かにやってくる』、敵役がこれまたマカロニ常連のクラウス・キンスキーだが、フランス人とドイツ人の主演でイタリア製ウエスタンという辺りが、少しカルトかかっていて、結末もとてもショッキングだ。こんなに雪が沢山積もる場所での凍えそうなウエスタンというのも、当時は珍しい思いがした。
もう一作はマカロニを代表する俳優、フランコ・ネロの出世作『続・荒野の用心棒』。いわゆるジャンゴ・シリーズを世に広めたB級傑作で、陰影の濃さが何ともイタリアらしくたまらない。
近々これらを観ることができるのだと思うだけで、中学時代、クリント・イーストウッドやフランコ・ネロを求めて、大宮オリンピア劇場に足繁く通った頃のあの興奮を思い出してしまうのである。