すれ違いドラマ ２

　旭川、朝１０時、取引先関連の法事に出席。いつもより早起きし、いつもよりややアクセルを踏んで道央道を北へ走った。

　昼には富良野に入り、少し時間的余裕ができたので、布部札幌軒（写真）のラーメンを初めて食べる。無難に醤油を頼んだが、麺は西山ラーメンの細麺、玉ねぎにひき肉などは札幌風と、少し文化の混在を感じる。さっぱりと美味しかったが、常連らしき近所のおっちゃんらは、塩か味噌を食べていた。視覚的に言えば、次回は味噌を食べてみようと思わせるものがあった。

　夜、20:30と予定より早めに帰宅し、塾の出口に車を止め、ゲオでビデオを冷やかし、また車に戻るが、結局30分待って、息子が出てこないので、家に帰ると、玄関前の風除室で息子が待っていた。お互いにお互いを30分別の場所で待っていたわけだ。

　休前日とのことで、塾がいつもより早めに終わったのだそうだ。私がゲオに行くその前に息子は塾を出ていた。開いていた家の扉に鍵をかけたのは私だったので、息子は閉め出されたというわけだ。息子が時計も鍵も持っていないことから起こった不幸でもある。

　何と毎日すれ違っている家族だろうか。空しくなって、空腹にビールを注ぎ込んだ。それでもやはり微笑ましくもあるのだけどね。