シュンの日記なページ

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見知らぬ後輩の訃報

 後輩が亡くなったとの知らせが入る。後輩といっても、大学一年生で、ぼくは会ったこともない。否、今の現役山岳部の誰にも会ったことがない。関東在住であれば、月例会やキャンプなどで、山岳会の連中とは顔を合わせもするのだが、札幌に来る直前の送別会や、他の機会での呑み会で10年に1度くらいなものなので、会そのものにご無沙汰し切っている。社会人山岳団体である黎明山の会へも、そんなわけで顔を出していない。ただ、どちらもインターネットで細々と連絡は続いている。

 会ったことがないが後輩であることが確かであるT君は、脳腫瘍のため昨夜亡くなったそうである。

月一度の山形大学病院での検査入院があり、山形と草加を往復する生活をしていましたが、1年生の終わりごろから入院が長引いたり、入退院の回数が増えたりしていました。脳腫瘍は広がり、今回はとても治療が追いつかなかったそうです。

ご家族の話では、山が大好きで、高校時代にニュージーランドに留学したときにミルフォードトラックを歩き、ますます登山が好きになったそうです。

 病気と闘う意志の一つとして山岳部というサークルを選び、ハイキングから岩登りのゲレンデにまで顔を出し、懸命に取り組んでいたという。見ず知らずの若者にも関わらず、その短かくも前向きな青春を想像すると、少なからず目を醒まさせられる思いである。