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クラーク亭でランチ

crimewave2006-12-19

 北大病院正門前のクラーク亭で、久々に照焼きチキン・ランチを食べた。炭で焼いたチキンと大盛りライス、大根サラダとオニオンスープがついて600円、コーヒーは90円でプラスである。すべてが美味い。しかも照焼きチキンは炭焼きのせいか、ところどころ焦げがつくのだが、皮が飴色に焼けてテカっているのを見るだけで、じゅるじゅると唾が沸いてきちゃうのだ。

 数年前のクリスマスの頃に、目の前の北大の歯学部病院に入院して全身麻酔の手術を受けたことを思い出す。退院の日に妻子とこのクラーク亭で食事をしたのだった。口内の片側が全く使えなかったので、苦労して食べたのを覚えている。

 そういえば入院中の聖夜、院内で行われたクリスマスのパーティも覚えている。ナースたちが衣装をつけて階段に並び、ステージではアカペラ五人組によるゴスペルが歌われた。巨大クリスマスツリーの周囲に、家でクリスマスを迎えることのできない入院患者たちが輪になって集まっていた。病気を内側に抱え込んでいながら、多くの人がそのときは笑顔だった。

 そんな年のことを思い出し、同じように降り積もった雪の風景を、ガラス越しに眺めながら、そのときと同じメニューを口に運ぶ。

 確か、その頃の照焼きチキン・ランチは、20円ほどさらに安かったと思う。時代の螺子は少しだけだが、確実に巻かれている。