シュンの日記なページ

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無神経な一言

 運転が荒いねえ、と乗り込むなり言われ、何だよ、自分の車をどう運転しようが自由だろう、乗せてもらっておいて勝手なことを言うな、と心の中で言い返す。何せ親会社から出向の新人とは言え、すぐに取締役になると思われる偉い人だから、口に出してなんて絶対に逆らえないのだ。

 荒れた雪道。解けたり凍ったりすることを繰り返してざくざくの道路はパジェロだってたまにケツくらい振ることがある。多少ケツを振ったって雪道運転に慣れている人は頓着しないのだが、東京からの客人はそれがたまらなく怖かったらしい。

 札幌のタクシーの運転手なんてこんなものじゃない。FR車ですっとばすから、ケツを振るのは当たり前だ。

 そういえば、ぼくのパジェロは最近ハード・サスにしてある。衝撃をほとんど吸収しないので乗り心地は最低だが、遊びがないためにぶれがなく、走りやすい設定だ。自分の好みなんである、客人を乗せるためにソフト・サスにスイッチを切り替え、マイルドな運転をするつもりなんてさらさらない。そんな思いで、つるつるぴかぴかの、凍った道路に向けてアクセルを踏んでゆく。もちろん自分にとってはこれ以上ないほどマイルドな運転で……客人はこれでも荒いと感じるのかもしれないが……。

 要は、個人の車にただ乗りした人はドライバーの運転を批判しちゃいけないだろう、っていう最低限の礼節っていうことを、言いたいだけである。世の中には鈍感な人間が、なぜこれほどうじゃうじゃいるのだろうか。