休日の、違う種類の疲労
浦和レッズが優勝バレードをやっている頃、札幌の街でぼくはぐうたらと過ごしている。TV放映もないのだから仕方がないのだ。バルセロナもトヨタカップで負けちまったし、サッカーとは難しいものだ。
久々に本の感想を四作ばかり書いた。一ヶ月ぶりくらいになるが、四作くらい書くだけでけっこう疲労した。楽しいのだが、やっぱり本の感想を書くということは、改めて考えるという作業でもあるから、そんなに簡単なことではない。
先日映画の感想を書いてみてきから、ネットでいろいろな人の感想をブログから拾い読みしてみると、多くの人が個性的な表現で、映画のエッセンスを語っていることに改めて驚かされた。世の中には文章がどうとかこうとかではなく、物事をきちんと見て、何かと関連付けたり、フォーカスしたりすることの得意な人が沢山いるのだ。自分の感想など、ものごとの本質を見ていないのじゃないかと、少し自信をなくしてしまうくらいだった。
だから、そんなことを意識してちゃんと、ぼくなりに見たこと、気づいたこと、楽しめたこと、ダメだったことなどのあれこれを推敲して本の感想を書く、ということに今回は、改めて重責を感じた。そのせいで疲れてしまったのかもしれない。
もっとも仕事の疲れとはまるで方向性の違う疲労なので、それはそれで休日のものとして楽しんではいるはずなのだけれど。