シュンの日記なページ

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シムソンズ

 冬季五輪に合わせて封切られた映画「シムソンズ」を、季節外れの今頃になって観て、改めて感激してしまった。このシムソンズが、トリノ五輪でブレイクしたあのチーム青森の前身だったことや、長野五輪に出場したチーム名であることなど、例によって映画が改めて教えてくれたものは多い。

 本当にあった話とは言えだいぶ脚色されたものなのだろう。けれど、北海道常呂町の美しい自然を背景に、若い四人の娘たちや、大泉洋紛するところのコーチたちの伝説等々、サロマ湖のほとりに着実に根付いているカーリングという名の世界競技に、涙と笑いで心を釘づけにしてくれたこの作品はやっぱりとっても素晴らしい。

 「下妻物語」よりもずっとずっと青春の華やかさに見放された、常呂という人口5千の町で、何もない青春のハングリーな心が、夢を育ててゆこうという物語は、北海道の過疎に生きる田舎の少年少女たちの心温まる寓話なのだ。

 冬季五輪も終わってすべての人から忘れられていそうなカーリングを題材にしたこの映画。あまり観ている人は多くないのかもしれないけれど、ぼくは何度も感激して涙腺を刺激されました。とても元気の出る映画だということだけを、お伝えしておきたい。