シュンの日記なページ

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雨の日と音楽と

 今日から札幌はずっと雨なんだそうだ。少なくとも今週はずっと。そして土曜日から雪に変わるそうだ。札幌も岩見沢も空知も。土曜日には由仁でゴルフをやる予定なのだが、変更を余儀なくされそうだ。そういえば昨年の11月にも由仁でラウンドを予定して当日の朝に積雪と聞き、苫小牧に場所替えしたのだった。

 というわけで雨の中、通勤路で音楽を聴く。アマゾンから仕入れたCDを昨夜i-Podに仕込んでおいたのだ。今日の往復路で聴いたのはマーク・ノップラーとエミルー・ハリスのデュオ・アルバム。エミルーを思ってか、カントリー色の強い内容になっている。

 エミルーが競演するアーチストは、昔から何故かぼくの好みの人が多い。ボブ・ディランの『欲望』でのエミルーの活躍は良く知られているし、ザ・バンドの解散コンサートを撮ったマーティン・スコセッシの『ラスト・ワルツ』でもエミルーは競演している。その後、ニール・ヤングの『アメリカン・スターズン・バーズ』にも参加したんじゃなかったか。最近では、ニールをジョナサン・デミ監督が撮った「ハート・オブ・ゴールド」のバック・ヴォーカルを、ニコレット・ラーソンとともに勤めている。リンダ・ロンシュタットとの競演アルバムでも、リンダを凌ぐ勢いだし、女性歌手たちの合同ライブであるリリス・フェアでの存在感も強烈きわまりない。

 エミルー・ハリスはもともとソロとして目立ってきた歌手ではなくって、こうしたアメリカン・ミュージックのどちらかと言えば重要なシーンでいつも顔を出し、彼らとともに歩んできたことで育った歌手なんだと思う。彼女のハスキー・ヴォイスは、バック・ボーカリストらしからぬ存在感を示す。そうして徐々に彼女は誰もが知っている大御所歌手として認知度を広めていった。

 とにかくそんなエミルーと、一目ぼれに近い形でそのギターにぼくが惚れ込んだマーク・ノップラーが競演するアルバムなのだ。運転を忘れそうなくらいに、大きな音で聴き入ってしまうのも、むべなるかな。

 他にまだ聴いていない買いたてのアルバムは、まず、スティーヴン・スティルスの久々シングル・ソロ。ニールの新アルバムは、政治色の強い一枚らしく、他には、先日のジャニス・イアンに続く懐かしの女性シンガー・ソングライター・シリーズ。それこそシンガー・ソングライターの代名詞みたいな存在、キャロル・キングの古いアルバム。彼女の歌「君の友だち」は、赤い鳥がアルバム「スタジオ・ライブ」で演奏して以来(つまりぼくが高校生だった頃)、ずっと自分で歌い続けている曲である。雨の中、今週はこれらのアルバムに耳を傾ける。そう思うだけで胸が高鳴ってくるじゃないか。

 そういえば、花村萬月氏は先日、カルメン・マキとOZを聴き、今日はロジャー・ウォーターズエリック・クラプトンと競演した昔のアルバムを聴いたのだそうだ(by、mixi日記)。特に後者については忘れていたということもあり(LP版をぼくは持っているはずだ)、今度の休日にでも聴きなおしてみようと思う。