釧路で朝、一仕事。その後、白糠・本別線の山越えから、足寄、上士幌を経由して、糠平温泉にてランチ。雲ひとつない快晴の青空に白樺が映える最良の天気なのに、糠平温泉は町ごとシーズンをすっかり終えて、冬支度の気配だ。
レストランが三軒とも"CLOSED"の札を垂らしていたから、温泉ホテルのレストランにて昼食。伸びた麺の入った普通の醤油味を食いながら、修復中の露天風呂を見下ろす。トイレでもロビーでもいろいろなものを修復してそわそわするホテル。
その後三国峠で飛行機雲が突き刺す原始林や山陰を見つめながら、この峠の小屋で食べればよかった、としみじみ後悔。
北海道のオフシーズンほど寂しいものはないのだ。