シュンの日記なページ

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野営場の夜

 二年ぶりにキャンプに出かける。家内抜きでの息子と二人だけのキャンプというのは初めてのこと。
 岩内のマリンビューのフリーサイト。積丹半島への日本海のカーブを見下ろす。泊原発も見える。夜になると、湾岸沿いの夜景が美しい。塩ホルモンにサガリと、北海道の定番焼肉メニューを網に乗せて焼きながら、とうきび、なす、ししとうなども焼いてゆく。油を使うと洗うのが面倒なので鉄板は使わず。
 時折遠雷が日本海の遥かな雲を光らせる。夜更けにテントにもぐりこみ、蚊に悩まされる。一時期、雷が来襲し、テントを激しい雨音が叩く。石井スポーツの山用テントなので、雨でも問題はない。タープも、ポールと布と紐だけの旧式なものだ。説明書がなく、工夫しないときちんと設営することができない。でもきちんと張りつめたタープは、周囲ののバカチョン式の運動会テントみたいなタープよりも、ずっと機能的で美しいと思う。何より野営の空気に満ち満ちている。
 周囲のテントから響くのは子供たちが遊ぶゲームソフトの音。野球中継に夢中になるオヤジたちのTVの音。キャンプとは、電気や日常生活の情報から隔離され、自然の夜を楽しむことだというのが持論のぼくには、彼らの生態がいつになってもわからない。