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ピッチの上の戦争

 グループA ドイツ 1-0 ポーランド

 出張のため、あたゆるサッカー・メディアのニュースをシャットアウトして、ようやく録画観戦した。そうしておいてよかった。中身の濃い試合だったのは、ポーランドが素晴らしい粘りを見せてくれたから。もちろん第二次世界大戦ドイツ帝国ポーランド侵攻で始まったという歴史的事実は誰も変えることができない。しかし、ドイツのFWらがポーランド移民のドイツ人であるという事実に加え、東ドイツ出身のバラックがドイツ・チームの司令塔であるという複雑な時代背景も、この試合をドラマチックなものに変えてはいる。

 でも何よりもポーランドの素晴らしい闘志があったからこそ、どんな試合でも結果を出そうとし、何らかの形に残して勝負強さと粘っこさを見せるドイツ・サッカーがより浮き彫りにされたのだ。らしさを見せてくれる国家的対決をスポーツという紳士的ルールの下に行う祭典。ワールドカップの深みを味わえる一戦だった。まさに。