リケルメ対ロッベンは期待だ!
グループC アルゼンチン 2-1 コートジボワール
アルゼンチンはやっぱりリケルメのチーム。サッカーは組織で闘うものだけれど、サヴィオラの動き出しにすぐさま正確な歩パスを供給し、いとも簡単にゴールにつなげてしまうリケルメのパスセンスは、やはり世界大会の迫力で、思わず鳥肌が立ってしまう。
リケルメのふてぶてしい表情、落ち着いた足捌き、ポルトガルのルイ・コスタ以来のファンタジスタとして、ぼくはとても好きなタイプの選手だ。解説者の山本・元ジュビロ監督(もうドイツにいるのかよ)は古いタイプのファンタジスタと何度も言っていたけれども。
ちなみに初出場のコートジボワール、攻撃のスピードと個々のボールキープ力がなかなか魅力的だった。特にドログバはプレイといい風貌といい、今後注目に値する。このグループは死のグループと呼ばれているけれど、台風の目になって欲しいチームである。
グループC セルビア・モンテネグロ 0-1 オランダ
オランダの攻撃は一人ロッベンのみ気を吐いた。他の選手は守備に専念しているかに見えた。ファン・ニステルローイを引っ込めちゃったことと、ファン・デル・サールがゴールキーパーでありながら足を攣ったこと(ぼくには他に記憶がない)に驚かされた。
この時間帯は、暑い、みたいだ。昨日のイングランドもこの時間。体力を温存するために一点を温存して守備に入ったオランダも昨日と同じなら、攻めに攻めながらゴールを取れなかったセルビア・モンテネグロも、昨日のパラグアイと同じだった。パスの不正確さといい、セットプレイの可能性のなさといい、かつてのユーゴの面影はどこにもないのがとても残念。