シュンの日記なページ

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オホーツクの朝

 部屋に光が満ち、目覚ましにセットしておいた携帯のアラームが鳴るよりも早く眼が覚める。7時前。若干の頭痛。

 高台にあるホテルの客室窓からは、正面に枝幸の町とオホーツクの青い海原。そして厚い雲の向うに滲む朝の光。何かのレコードジャケット、本の表紙、PCの壁紙、などにそのまま使えそうな風景だ。

 朝風呂は温泉。ジェットバス、ジャグジー、打たせ湯、と一通り楽しむ。もちろん湯船からオホーツク海を見下ろしながら。

 朝食会場のロケーションも素晴らしい。裏手に広がるスキー場を占拠した初夏の緑、オホーツクの海の青、それしかない景色だが、起きたときに感じた疲労の名残が、風呂と朝食とでみるみる緩和されているのを感じる。体が喜びの悲鳴を挙げている。

 一日を、再び取引先にてPC相手に過ごす。昼には塩野菜ラーメンを取って頂いた。札幌では味わえない、宗谷のラーメンは、さっぱりとした切れのいい味だ。甘い予測では午前中に仕事を終え、中頓別のまるや食堂あたりで野菜ラーメンでもと考えていたから、この昼食は当たりだった。

 15時過ぎに客先を引き上げる。北上し、神威岬を通って浜頓別のいつもの水産加工場へ立ち寄り、蟹を買って帰る。1500円の毛蟹を2ハイ。つれは1000円の毛蟹を3ハイ。とにかく札幌での毛蟹の値段がばかばかしくなるほどの安値だ。

 美深で給油し、ここからR275へ回避し、美深峠から朱鞠内湖畔、幌加内、沼田へ走る。幌加内の道の駅にて、つれに運転を交代。ワインディングでの横Gを考慮に入れずに飛ばし過ぎたため、酔わせてしまった。残りの距離は助手席で、初夏の空に交互に入れ替わる雲と光の幻想を眺めやるだけと決める。

 沼田からはまだ乗ったことのない新しい高速に乗って、深川JCへ。そして後は高速で一気に札幌。運転はずっとつれに任せたままだった。

 夜の札幌は驟雨の中、家に帰り着くと、寒さに震える家族がストーブに火を入れていた。何という6月だ!