シュンの日記なページ

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マスターは鉄砲撃ち

 本当に鉄砲撃ちである。北海道のライフル競技でナンバーワンになった男。狩猟の免許も持っていて、熊や鹿を撃つ。そんなマスターのいるのが、帯広・北の屋台村の中、一軒の焼き鳥屋である。名前は失念したが、酔いのさなかで何度も聞いた「やすさんの店」で通じるみたいだ。

 本質的には串焼き屋である。鶏肉のほかに、帯広黒豚、ガツ、ミノ、ひな皮、豚塩ホルモン、牛サガリ、カルビ中落ちなどなど魅力的である。つくねは凝っている。普通のつくね、にら入りのスタミナつくね、ピリ辛つくね、チーズつくね、カマンベールチーズつくね、軟骨つくね、とカラフル。店のオススメはレバ刺し。他の店のものが食えなくなるよ、とマスターが言うくらいの自慢。

 それに鹿串、熊肉など、狩猟の獲物も店で出してくれる。マスターはスキンヘッドの屈強な体格。こわもてで、鉄砲撃ちならではの眼光の鋭さを持っている。その目が、しゃべるときには細められ、笑顔に変わる。もう熊は自分では撃っていないけれどね。中札内の狩猟仲間から分けてもらったものだ。

 隣でその熊肉に「うう、さすがにこれはダメだ」と顔をしかめるOL二人。獣臭く、まるで肉ではなく、はらわたを食べているようだとの感想。今度は自分で挑戦してみようと思う。