ハスキーボイス
風邪ですっかり喉がやられ、声がとてもしわがれてしまっている。ここ何日か仕事では不自由を感じている。
こんな声ならブルースでも歌うか。などとほざいていたら、事務女性の一人がこちらを振り返って、ハスキーだから歌うと結構面白いんですよねえ、と人の擦れ声を楽しんでいる様子。なるほど、じゃあカラオケでも行ってがんがん歌おうか、と言うと、もっと冷静な女性が、余計喉が痛くなると思いますよとの当たり前なアドバイス。でもこういうときには無性にスティーヴン・スティルスの歌などを歌いたくなるのだよな。
帰りがけ、車の中、i-podに仕込まれた音楽をバックに声を張り上げて歌ってみると、やっぱり思ったとおり楽しかった。リリイや、キム・カーンズ、ロッド・スチュアートや森進一の感覚が何となく類推できそうになるところが、ちょっとだけ嬉しかったりする。