汽車の旅
北海道では電車のことを未だに汽車という。間違った表現だとかいう話はともかく、「汽車の旅」が気軽にできる北海道というのは、どことなくいいでしょう。
久しぶりにその「汽車の旅」に始まる一日。札幌発7:20に乗るために早起き。ドトールでコーヒーとミラノサンドを仕入れ、駆け去る車窓の景色を見ながらの優雅な朝食。二人がけの席を一人でゆったりと座り、本を読んだり景色を眺めたりの四時間半。
真冬にしかあまり訪れない北見に到着したのが11:50。駅前には初夏の陽射しと風が転げ回り、とても気持ちのいい空気の匂いを嗅いだ。これが仕事でなかったら、と思う。顧客へのクレーム謝罪の長旅でなかったらどんなによかっただろう、とつくづく思う。