シュンの日記なページ

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ケルンのハンバーグ

 ケルンという店は函館への国道5号線を走る旅に、いつも目に焼きついていながら、ついぞ立ち寄ることがこれまではなかった。

 とある呑み友達が、グルメ自慢のカウンター越しの会話の中で、小樽の伊勢鮨や富良野山辺のなんたら食堂などと一緒に、この店の名を出さなかったら、ぼくは一生このケルンを何の道標とも感じることなく、いつまでも国道5号線を北に南に通り過ぎていたに違いない。

 今日は、夕方函館空港で東京本社の同僚を見送った後、函館を後にしたのが既に16:30。これはどこかで夕飯を食わねば持たん。何しろ函館-札幌間は車で5時間コースである。というわけで、少し早いが、ケルンに立ち寄る。

 18時でおしまいのこの店には、山の中の半端な場所にあるという悪条件にも関わらず、次々と、カップル、家族連れ、ビジネス客が到来する。古い店だが、質感があるいいデザインの店で、金があったらステーキを食べてみたい。壁には、「現在の養育牛数300頭」などという紙が貼ってある。大沼の黒毛和牛のみで成り立っている店らしい。

 お目当てのハンバーグは、240gと大振りでこってり。デミグラスソースがたっぷりかかっていて美味しい。つけあわせの小ぶりの皮付きポテトにしても、素晴らしい。何よりも窓の向こうの青空を背景に雪を頂いた蝦夷駒ヶ岳がきらきらと、凛々しくっていい。

 ケルンを出たのが17:45。札幌の我が家に到着したのが21:45だったのだが、未だに腹が苦しいという状態。なんとも腹持ちのよいレストランである。