シュンの日記なページ

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誰でもBLOG

 誰でもBLOGをできる時代になってきたので、かつてホームページ・ビルダーというソフトが流行ったように、BLOGを作るソフトが出回っているという話を、実はぼくは知らなかった。ホームページもエディターベースで作成している自分は、あまり装飾にお金をかけずこつこつと続ける口である。

 mixiなどを見ていると、最初は日記に飛びつく人たちが日々の更新を継続できない様子に気づかされる。徐々に日記の間合いが伸びてゆくのは、最初の物珍しさから来る楽しみが徐々に失せてゆく以上、避けられないことであるとしても、やはり文章に親しむ、あるいは文章を書くことを日常とする、というけっこう基本の部分ではお堅い文化に、馴染み切れない人がけっこういるのではないか、とぼくはうがつ。

 会社の部下が、ぼくも「PLOG」を立ち上げました、と言ってほくそ笑むのを見るにつけ、悲しくなる。彼の報告書の「てにおは」を毎度チェックしなくては他部署に回付できない身としては、そんなBLOGならぬPLOGとやらを読まされる側にだけは、金輪際なりたくないと思う。

 ネット書店の書評を見ても、きっちり文章を書ける人、そうでない人の違いがあからさまであり、それによって売り上げが左右されるかもしれない著者の迷惑を、ネット企業はちゃんと考えているのか? と言いたくなることもある。

 国民、みなBLOGという時代を憂えているわけではないけれど、是非とも市販パッケージソフトによるデザイン重視のBLOGではなく、内容と文章表現に重きをおいたBLOG文化が育ってくれることを願ってやまない。

 意識的ながら、自省を知らない傲慢な文章になってしまいましたことを、ひとえにお詫び申し上げます。