シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

広告代理店ミステリー『トヨタカップ』

 広告代理店ミステリといえば、広告代理店出身作家の十八番だけれど、国内作家では、逢坂剛藤原伊織が有名どころか。藤原伊織シリウスの道』などは今年の話題作でもあったけれども、今、『トヨタカップ』の謎が、サッカーサイトで取り沙汰されていて面白い。
 
 ●『もの哀しき11番 (世界クラブ選手権について)』
 ●シドニーFC、三浦カズ獲得の裏を考えてみる
 ●カズのシドニーFC移籍に、川淵キャプテンと日本テレビが異常な入れ込みを見せる“事情”

 まさに視聴率を獲得するための何かがシドニーFC、横浜FC、日本TV、日本サッカー協会、川渕キャプテンなどの合間合間に見えてくる。横浜FCの奥寺監督や城が昨日放送の(5位決定戦なんて普通TV放映するか?)ゲスト解説者であったことなども思わせぶりだ。

 日本のクラブチームがアジアクラブ選手権で覇権を取れずにいるために、今回のFIFAの目論みは崩れ、盛り上がりに欠け、視聴率の取れない大会となった。あのトヨタカップはこのトヨタカップなのか? と問われれば、絶対に違う、と口をそろえて世界は言うだろうな。

 各大陸のサッカー王者をそろえる意味があるのだろうか? 世界のサッカーファンはオセアニア・ナンバーワン・クラブチームを見たいだろうか? アフリカ、アジアのナンバーワン・クラブチームを見たいだろうか。オセアニア、アフリカ、アジアの代表クラス選手は、それらの国によりも、ヨーロッパでサッカーをやっているケースが多く、サッカーリーグのレベルは、その国を代表するラインに到達していない。

 まあ、それはいいとして、日本TVはこのカップ戦をW杯みたいにしたい、などと平気でW杯の権威を貶めるようなことを言うし、カズは40日間のシドニーFC移籍を終えて、日本での現在のナンバーワン選手みたいな笑顔を振りまいているわけだ。

 おまけにプラッター会長は小泉総理を訪問して、主催国のチームは無条件に参加させた方が盛り上がると言い、ついでに来年は観戦者が寒い思いをしなくて済む札幌で開催してはどうか? と提案すれば、川渕は、余計客が動員できないと思うと答える。

 在京時代にはいつもトヨタカップを見るために胸を高鳴らせて国立に向かった。あのトヨタカップに代わるイベントとしては、このトヨタカップ世界クラブ選手権)はあまりにも淋しすぎる。