シュンの日記なページ

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雪から逃れるように

 ゴルフだというのに、朝のTV画面は、吹雪の旭川岩見沢・函館を続けざまに映している。吹雪の岩見沢と曇りの札幌の間に挟まれた江別の東ICで高速を下り、南幌、栗山経由で追分へ向かう。岩見沢から来る車は、屋根の上に雪がどっさり乗っている。かたや、こちらはゴルフ場へ向かっている。

 アロハ・カントリークラブ早来コース。何とも暖かそうな名前なのに、実はとても寒い。ここも以前リレントという名で知られていたゴルフ場なのだが、倒産して別の経営が入った。設備も立派だし、コースそのものも戦略的で面白い。ただアロハという名前が連想させる暖かさはフェアウェイにない。

 本当はつきがたでプレイする予定だったのだが、雪の恐れがあり、前日キャンセルし、こちらに変えた。月形町は岩見沢市よりさらに北だから、きっと雪で駄目だ。正解だったのだ。しかしゴルファーがみんな雪のないところを目指して集まってくるし、ゴルフ場は最後の書き入れ時とばかりに、どんどん予約を受けてゆくから、北海道とは思えないくらい混んでいる。

 なので待ちが多い。摂氏3度の気温の中で、じっと待っていることの辛さは、想像以上だった。そりゃあサッカー場のスタンドで何度も寒さに震えたこともある。雪山で吹雪をやり過ごした夜だって何十泊と経験している。でも、寒さでカチンコチンに固まった体を回転させなければいけないゴルフという競技は、スコアにまで絡んでくるから非常につらいのだ。

 一度雪がちらついた。何度か日差しが射してきた。上着を着たり脱いだりした。とにかく体は冷え切った。

 途中の茶屋で暖かいものを仕入れて口に入れるときと、終了後の湯船のひとときが、一番嬉しかった。こんなに早くラウンドを終えたかった一日は初めてかもしれない。

 来週もまた行くのだけれど。いよいよ今年のラストとして……。