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浦和レッズの原点

 レッズは原点回帰だ。ナビスコ決勝進出を逃した日。日曜日に浴びたセレッソの屈辱の三失点に対し、今日は選手たちが意地を見せた。失敗してもそれでいい。思い切り走り、闘ってくれればそれでいい。決勝進出よりも大切なことは、悔しがることだ。勝つために必要なものに餓えてゆくことだ。足りなかった何かを探しにゆくことだ。
 そうしたすべてを忘れ勝ち慣れてゆくチームなど、どこにもない。勝てるチームは必ず躓く。奢れるチームは打ち据えられる。持続させることほど難しいことは他にない。チーム作りというのはいつでも新ただ。真っさらな白紙からのスタートを厭うことはできない。
 持続するのはサポーターの側の希いだけだ。望みというものは持続する性質を持っている。終わることのない、至宝の感情だ。
 レッズへの思いは、レッズというチームにのしかかり、選手たちはその重みを負ってピッチに向かう。それが原点だ。失敗を恐れず、必死になって、何度でも負ける。それであれば、ぼくは容認する。そうしたレッズをそもそも好きになったのだから。そういう人間が何世代と続いて、サポーターの顔ぶれは代わっても声援は受け継がれてゆく。
 それこそが、浦和レッズというチームの原点なのだ。振り返るな。また次の試合へ向かえ。思い切り!