シュンの日記なページ

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ハイエナども

 ▼要介護度4だと言うのに、認知症でもなく、片麻痺ではあるけれども杖をつけば歩くこともできる母親(80歳)を訪ねると、午前のヘルパーと午後の訪問看護師と午後のヘルパーの直撃を受ける。あまりの物量攻勢に首をひねったぼくは訪問看護師からケアプランを見せていただく。ハイエナどもが独居老人を食い物にしている。血税から捻出されている介護保険の無駄な浪費の痕ばかりが目につく。現職ヘルパーの妻が怒り、ケアマネさんに何もいえないのよと気の弱いことを言う母親が消沈する。
 ▼午前中に、亡き弟の墓参りを済ませる。寺の女系家族の長女である同級生と、近況報告。小学生時代に通った農家の長男が、今は土地と建物をリハビリセンターに提供しているのだという。母親にそれを言うと、母親はそこにも通っているとあっさり言う。何でもござれ、介護保険だ。くそっ!
 ▼蓮田で鰻を食べる。蓮田に住んでいた昔の同僚の女性に教えてもらった店だ。その女性は、歯科医と結婚して別れ、その後カメラマンと結婚して別れ、現在はストレスで体重を何十パーセントか落として消耗しているらしい。とは、昨日の古い友人からの情報。
 鰻を食べ終えて店を出ると、かまびすしい蝉の声。目の前にはとうとうと流れる古い川。こんな場所に育った女性が、美人であるばかりに歯科医やカメラマンと知り合って人生を苦しんでいる。地元の冴えない男どもこそが、彼女を幸せに出来たのではないだろうか? などと無責任な考えがよぎる昼下がり。