仕事日である。棚卸なのだ。ぼく自身は、会議の資料を纏める。週明けには、北海道の会議なのだ。ネクタイはせず、ワイシャツ姿だが、ブレザーは片手に抱え込んで出社し、そのまま切ることが一度もなく、帰りには同じかっこうで退社し、パジェロに乗り込む。一週間ぶりにエンジンに点火されたパジェロだ。
夜には、ジンギスカン。パソコンにメールが200通くらい溜まっていて、そのうち195通くらいが、この世を蹴飛ばしてやりたくなるようなスパム・メールである。
窓全開で眠る。エアコンを買いたくなるほどでもない。昔の開けっぴろげだった田舎の夏、みたいな心地よさなのである。