シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

職場の無関心

 コンフェデ杯のブラジル戦についてはHDD録画をしておいて、出勤前にダダダダッと早送りで経過を眺めた。ブラジルと2−2の引き分けという結果は、その後の朝のスポーツニュースなどでも再三確認し、心の底からサンバを踊り出したくなる気分になって、会社への道すがら、握るハンドルもどこかもどかしいほどの浮き足立ちようは、やはりブラジルという相手への畏怖と、そいつらと打ち合えた日本サッカーという構図に、震える自分があったということだ。
 もちろん、五輪代表がかつて戦ったブラジルと違って、今回はA代表マッチ。震えるよな。
 しかし会社に出かけて、職場でそんな話題を振っても、何だろう、淋しいのだ。職場ではぼくが最も年長で、平均三十台。だれもサッカーに関心がなく、ブラジルに勝ったんだよなと呟いても反応はゼロ。
 自分がメリハリの利いた性格であることは知っているけれど、この職場は、サッカーファンとしては実に淋しい。ブラジルだぞ、ブラジルに2−2だぞ。
 と、収まりのつかない興奮を結局は我が家に持ち込んで帰る。こういうときだけは、札幌に移住したことを後悔し、埼玉のサッカーチームメイト、浦和レッズのサポ仲間、そうしたサッカーファンたちとともに送っていた日々が心底懐かしくなる。
 歳を取ってからの転勤・移住族には、なかなか友達ができにくいのである。
 先日、飲み屋のカウンターで、札幌じゃないでしょ、札幌の顔をしていない、と指摘された自分を思い出す。けっ、北海道人なんて何世代か前にどこかから移住してきた人間の子孫ばかりじゃねえか、と言いたくもなる。北海道での倭人の歴史なんて維新後に始まったようなものなのだから。
 などと思うのだが、やはりブラジル戦を本当に楽しいニュースと感じないでいる人たちに囲まれているのは、ぼくとしては実に辛いのである。