シュンの日記なページ

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読書の広場

 息子は小学6年生。授業の一つに「読書のひろば」というのがあるらしい。国語ではなく「読書」という一点に絞った授業が取り入れられているというそのことはまあいい。でも、困ったことに一冊の本を選ばなければならないみたいで、それは子供の好きな本でいいのだそうだ。
 家内が息子に買い与えた本は、当然息子が読みたいなあとつくづく思う本だ。帰宅後にも読み続けてしまう息子を見て家内は叫ぶ。
 「あら、駄目じゃない、家で読んでしまっては!」
 そう言って本を取り上げる光景。こういうシーンを、ナチュラルな現象と言えるだろうか? 「読書のひろば」はまあいい。少なくとも息子が読みたい本を発見した。読み始めると、面白さに止まらなくなる。これが子供のナチュラルな感覚であり、好奇心の走り行く正しい方角であると言える。
 だが、それを授業で読むから、その前に読んでしまってはいけないと、子供の中で動き出した好奇心に歯止めをかける現象。どうもぼくは、こういうことが解せない。家内も家内だが、『読書のひろば』も相当におせっかいな授業だと思われるのであった。
 それよりも何よりも本を取り上げられた息子の不満そうな顔に、ぼくは共感を覚えるのであった。