シュンの日記なページ

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築地、マグロ丼の朝

 昨夜新橋で酒を呑みすぎていささか具合が悪いのだが、午前中は札幌に帰るだけ。宿泊ホテルは東銀座。
 東銀座と言うと聞こえはいいが、信号を一つ東側に渡るだけで、そこは築地市場だ。前回ここの蕎麦を朝飯に食べた。ホテルでも無料のパン&コーヒーが出るのだが、そんなものは目じゃない。ここは築地だ。路地に入り込むと、海鮮丼やマグロ丼、ホルモン丼などの店がかしこにあり、なんと言うか、ぼくにとってここがドリームランドに近いことを感じる。釧路の和勝市場に勝てる安さ、質を持っているのが、ここ築地である。
 ぼくは一円を回った挙句結局マグロ丼700円を注文する。岩のりの味噌汁100円もプラスして。マグロ丼といってもヅケ丼ではなく、新鮮なマグロの切り身に包丁を入れて、赤身、中トロを半々、何と大トロを一切れ乗せてくれるのだ。小皿にわさびを投じ醤油で解かして、マグロの上からずずずとかけていると、隣の観光客らしき娘たちの声。
 「これ、どうやって食べるんですか?」 ふと見ると一ランク値段の高い海鮮丼を前に迷っている。店の人が醤油を上からたらして食えというようなアドバイスをしている。
 ぼくは極上のマグロ丼。素晴らしい朝。路地を出たところでホルモンを鍋で煮込んでいる店を見つける。昔、母親に連れられていった板橋の市場で、ぼくは母親の買い物を待つ間、ホルモンを食べて喜んでいた。当時はまだ幼稚園に上がる前。その美味しさを今も覚えている、のかどうか知らないが、モツ煮込みにだけは目がないのだ。次回は是非、酒を飲みすぎてホルモンを見るとおえっという上体ではない体で、ここを再訪し、自分の原点回帰をホルモンによって図ってみようと思っている。