『ワイルド・アット・ハート』
なぜこの映画を見ていなかったのだろうか。デイヴィッド・リンチ。ニコラス・ケイジ。どう考えても不思議だ。見ていなかった自分が。
今夜、じっくりとこれを見た。この映画は『ツインピークス』作成と被る頃の映画ではなかったろうか。髄所にあの手の不思議映像が出てくる。グロいバイオレンス・シーンなどは、思い切りリンチのものだが、最近ではめっきりお目にかからなくなった。
まだB級っぽい下品さが残り、若者ニコラス・ケイジの色気で引っ張る、ハチャメチャ青春映画として、とても活力が感じられる、なかなか好感度の高い作品だと思う。
不思議映像と、スタンダード・ナンバー。いろいろな意味でリンチのエッセンス満載であるよな。