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【Jリーグ】大分戦

 試合始まって4分でアルパイが退場。スライディング・タックルを取ってのイエローはともかく、そこに水のボトルがあったことが不運だった。それを蹴り上げたことで審判は二枚目のイエローを躊躇いもなく出した。こういう審判ばかりなのだ、Jリーグは。ヨーロッパのリーグを見ていると、もっと激しいタックルであろうと、手などを使わない限り滅多なことではファールを取らない。イエローを出すのには一度目ではなく、二度目三度目と悪質なプレイを累積させた選手に対してということが多い。そうでなければ、試合が試合でなくなることをプロの審判たちは知っているのだ。
 だが、Jの審判は自分の能力作りにあっぷあっぷだし、何よりもお堅い日本人気質もあるのだ。そうしたインサイドコーチングのようなものをもっとチームは事前にやっておいたほうがいい。特にアルパイのように何度も何度も同じしくじりを繰り返し、ろくろく試合に出場すらできない選手にはなおさら。
 ネネのプレイも一発レッドは厳しいかなと思った。足の裏は確かに見せたが、それにより相手選手を深く抉ってはいなかった。その意図を増幅して捉えた裁定であったように思う。イエローでも誰も不思議に思わなかったと思う。
 一方でPKと思われるプレイは互いにシミュレーションや無視という形で判定された。ゲームをとことん性悪説で見るレフェリングが、試合を壊した。大分にとっては、これはラッキー・ゲームであったと思う。攻撃を繰り出した時間帯ではなく、ふとした時間帯に高松に決められたのはレッズとしては致し方なし。
 それよりも9人、ピッチ上では8人の選手が、敵陣に繰り出してゆく鋭い攻撃でレッズはそれなりに試合を試合らしくしてくれていた。どの選手もこんな状況下に置かれて苦しかったに違いない。大分の倍も走ったろうと思う。先日見た『ブラックホーク・ダウン』みたいに、相手の選手ばかりがTV画面に映る。わずかな二人ばかりの攻撃が、大分のゴールを時折り脅かすのを見て、レッズサポはきちんと誇りを感じていた。PRIDE OF URAWAの一戦としてじんときた試合でもあったわけだ。煮え滾る悔しさもそれはあったけれども。