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セクハラ

 おやおや、はてなダイアリーのエディターが素晴らしく機能的、かつお洒落に変わっている。子供っぽくなる一方の@niftyに見習って欲しいよ、まったく。
 で、タイトルのことなのだけれど、今日、本社の出張を終えてきた女子社員(れっきとした人妻です)が、直属ではないが上司である部長のセクハラを受けて頭にきたと訴えているわけだ。そこで、ぼくとしても人事課のとある女性がそのような苦情を受け付けているとのことをアドバイスしたつもりなのだが、その苦情を言うことには彼女は相当の抵抗があるらしい。
 酒の席からなかなか離してくれず(物理的に腕を捕まえたりしていたらしい)、お尻も触られ、上司であることから苦情も言いにくかったが、相手は何を言っているのかわからないほどろれつが回らない状態、つまりべろべろの泥酔状態だったというのである。
 そのことを憤りを込めて同僚たちに声高に訴えているのだが、そんなことをここでしていても何の解決にもならないのにな、とぼくは感じていたのだが、はたと思い当たった。
 この女性は何らかの実際的意味での政治的解決などは求めていないし、自分がそうした騒動ごとに表立って巻き込まれるのも避けたいのだ。そして彼女の求める解決とは同僚たちに訴えることであり、あの初老の部長がセクハラ男であることを周囲に知ってもらうことで得られる彼女なりの満足なのだ。
 セクハラとは個人的な感情が被害を受けるものだから、その個人が自分で解決してしまうならそこにはセクハラは限りなく埋没してゆくのであろう。社会的に問題としてセクハラを訴え出て、特定の個人にきちんと罪をあがなわせるというところまでは日本人のメンタリティはなかなか欧米に追いつくところまでは平均化してはいないのだと思う。
 セクハラ対策のユニバーサル・デザインを会社はどのように実現してゆくのであろうか。よしんばそれが実現されたとしても、日本女性の心の中はそんなことで変わってゆくものなのだろうか?