シュンの日記なページ

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ミニミニ大作戦

 傑作エンターテイメントとして記憶にいつまでも残っているのが、マイケル・ケイン主演の1969年『ミニミニ大作戦』だった。ぼくはこの映画を中学時代にジョン・ウェイン映画との二本立てで見たような気がする。今日はそいつのリメイクを見て、いたく楽しんでしまったのである。初代映画の魂をちゃんと受け継いでいながら、一ひねり加えたクライム・アクションに育て上げた製作陣の力量に敬服する。
 とりわけ昔見た映画と同じ図柄が何シーンもあって、そこに過去の作品への製作側の敬意すらきちんと感じ取れる。下水道を走るミニクーパー3台。大きく進化したけれどコンピューターによる信号の制御や、歩道を走り抜けるミニクーパーのカーチェイス。どれも元の作品の凄さをいまさらながらうかがわせて、鳥肌ものである。
 プロたちの明るさ、金塊強奪というシンプルさ、裏切りという定番、何よりも拍手を送りたくなるほど気持ちのよい盗みの手口。こんなに気持ちよく、痛快に笑えるアクション映画は最近、あまりなかったんじゃないかと思う。