シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

コメディ

 土曜出勤ながら仕事が長引いて21時の帰宅。昨日から家族が戻っている。家族がいるということは、仕事が長引いても帰るだけで済むというメリットがあるということだ。果たして帰宅すると、週末とて鍋を用意していたらしい。残念ながらとうに家族の夕食は終わっているから独りで食べながら、今夜は息子と二人で『ごくせん』の再開第一弾を見る。家内も楽しみにしているはずなのだが、いろいろ忙しく立ち働いているので、録画もしておくことにする。
 最近はフカキョンの『富豪刑事』といい、仲間由紀恵主演のこの『ごくせん』といい、女性主演のコメディが多いし、それらがけっこう面白い。もともと財前直美あたりが『お水の花道』などでイメチェンを遂げたのを皮切りに、それまでいわゆる美人女優扱いで人気が出てきた女優がいきなりコメディ女優としてもブレイクしてしまうという事実が面白いのだ。財前直美は『火車』でとても淋しい犯人役を清楚に演じていた人だし、仲間由紀恵は『リング〜バースデイ』で何と若かりし貞子という悲劇役でデビューした。そういうどちらかと言えば悲劇の側にいた人をこうして喜劇の側に転換させる楽しさというのが、最近のコメディの魅力なのかもしれない、などとぼくは思うのである。
 映画『刑事物語』でデビューし『エトロフ髪緊急電』を原作にした『エトロフ遥かなり』の悲劇の女を演じた沢口靖子が、巨乳着ぐるみをで馬鹿歌手役をやりその後もはじけた役を連続させているタンスにゴンのCMシリーズなどもとっても意外だったところが楽しいのである。
 というわけで慣れてくるとその楽しさも半減する。今日は『ごくせん』が水戸黄門みたいに金太郎飴番組なのだということに気づいた途端、やはり以前の魅力が半減しているように感じられてならなかった。そこにはもはや驚きがないから、なのだな。