シュンの日記なページ

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凍えそうな夜

 夕方、時間が早いのでゴルフ肘の治療のためにいつもの整骨院にゆき、鍼を刺してもらう。その後、車を家に置いてから、麻生<とり千>に呑みに出かけた。近所のバス停で二十分以上待つが、気温-8度の夜、雪を踏みしめてコートの襟を合わせつつ、ただただ、酒を呑みたいがためにこうして待っている自分は一体いかがなものであろうか、と反省しようとしたが、そういうのもまた自分なのであり、自分にはどうしようもないことなのだと諦めかけたときにバスがやってきた。
 土曜日に来たばかりだから三日ぶりか。いつもの鹿肉を食べ、チンゲンサイと豚肉の炒め物を食べ、焼酎ボトルをほぼ一本近く呑んで、すっかりリラクゼイションした。典型的な赤提灯の飲み屋。カウンターだけの店なのだが、客がそれぞれ愉快な連中である。独り客が多い。この日も原りょうの『愚か者死すべし』を一日で読んできたよという客と、矢作の『ロング・グッドバイ』や村上春樹の懐かしき『羊をめぐる冒険』について熱く語り合い、方やJRに乗って<太美銘泉>という温泉を往復して帰ってきたばかりのおっさんから、いろいろな温泉の泉質について教示され、春香山を1000回登山を目指しているおじさんからは、藻岩山一万回登山を目指している爺さんの近況について教えてもらったりした。
 その後、歩いて二軒目のスナック<凛>へ。凍えそうに寒い夜更け、飽くことなくアルコールを求めるぼくなのであった。以前ここで一緒に飲んで歌ってくれたアイ高野さん(あのクリエイションの、いや古くはカーナビーツのボーカリスト)の近況について教えてもらった。お通しで出された飯寿司三種のうちではハタハタがなかなかに美味しかったな。