治らない風邪

　年内の出張は昨日で片付けたけれど、福祉介護の世界はこれからが忙しくなる。ぼくの勤務する会社も３０日までは勤務日で、正月休みも３日迄だ。医療関連に携わっていた当時は２９日から５日くらいまで冬休みが取れていた。病院はそのくらいきちんと休むので、会社を開けても商売にならないというのが実情だったのか、バブルの頃の甘さを引きずってきていただけなのか、それはわからない。
　いずれにせよ当面、ぼくに関する年内最後の仕事は２９日くらいでほぼ完了し、３０日は顔を出して、寿司でも取って納会となる。
　出張の間は緊張していたのだが、長いあちこちへの出張を片付けた今となれば、ほっとしたせいか、急に風邪がぶり返してきた。ぼくの場合、４０代にさしかる頃から、風邪は都合よく仕事仕事の合間にぼくの体を訪れるようになったみたいだ。仕事に熱中しているときは気合が入っているせいか、風邪はひかないが、ほっとして休めると思うと途端に具合が悪くなる。若い頃はそんなことはなかったので仕事にかける情熱とか責任感とかそうしたものが年齢なりに薄かったのだろう。そんなわけで、明日は休日などということもあるのだと思うが、具合の悪い夜を迎えてしまったのである。