その前夜

　旭川から戻ったのは昼だ。野幌でラーメンを食べたけれど、旭川ラーメンの美味しさとは雲泥の差だ。時間が合わなかったから仕方ないのだけれど。
　午後いっぱいかけて明日祝日をまたいでの４日の分までの仕事を片付けてゆく。４日は休みを取っているのだ。そしてできる限りのことを終わらせて、明日に備えてゆこうとしている自分がいる。
　夜、インターネットのいろいろなところで明日ナビスコカップ決勝前夜祭の緊張感を感じ、自分の中で高めてゆく。長谷部がニューヒーロー賞受賞！　なんとまあ、準決勝に出られなかった人が受賞した。ナビ杯を通じての活躍といえば、やはりなんと言ってもマリノス戦のロスタイム単独ドリブルを突っかけての決勝ゴールだったろう。感動したあの一発はレッズサポなら十年は忘れないだろう。大宮のマリノス戦最後の井原置き去り福永があげたゴールみたいに。国立の水内折り返し-岡野スライディングという奇跡のヴェルディ戦奇跡の決勝ゴールみたいに。長谷部を選んだスポーツマスコミの連中の印象に深深と残ったのも頷けるのだ。
　明日は朝一番の飛行機でコクリツへ飛ぶ。否応なく高まる緊張感。決勝。いいよな、この響き。