松井記念館
昼過ぎに札幌を出て、小松空港へ。車でお迎えに来てくれた地元同僚が「時間があるので」と連れて行ってくれたところは松井記念館。ホームラン王のトロフィーとかゴールデングラブ賞の実物とかそういったものを生で見るのは初めてである。これで自分がもう少し野球や松井に対して熱く感じるものがあれば、この記念館はとてもとても感動的なのだろうなと、案内の同僚に対して申し訳なく思いつつ、そそくさとここを後にする。
それにしても実家の近辺は田園地帯で、広い駐車場や立派な記念館を作るだけの土地がふんだんに存在するここのロケーションには驚きである。逆を言えば、こういう場所に住んでいる人のほうが圧倒的に少ないのに、よくぞこの場所から世界の松井がはばたいたものだと感心する。実家が派手な御殿ではなく和風であくまでも少し金のある農家といった風情であることにも好感を感じる。
町内で金を集めてアメリカに観戦応援ツアーなどもあるのだそうだ。まさに郷土の誇りとしてこれからずっと松井を誇りに思うことのできるここの住民の皆さんがほんの少し羨ましく思えたりもした。