シュンの日記なページ

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睡魔

 昨日は矢作のことではなく、本当は急激に訪れた睡魔のことを書こうと思っていたんだ。というのは、三十代まではどんなに眠らなくても本当に居眠りしてしまうようなことはぼくにはなかったのに、ここ最近になって眠気に勝てない自分というものを発見したからだ。四十代になって居眠り運転の誘惑を知るようになり恐怖を感じ始めた。三十代では夜行で7時間も8時間も寝ずに運転して一日券目いっぱい使ってのスキーを楽しんだ夜に夜更けまで酒を飲んでも、大して眠くなんてなかった。大鼾をかいて短い睡眠をその質の濃さで勝負していた。でも今は浅い睡眠を長く必要とするようになった。
 宮城の八十になろうとする父は、夜は七時台に眠り、朝の三時に起きては前夜の録画番組をTVで楽しむなんて生活をずっと送っている。朝七時頃食事を取った後、また眠り、午後にはまた昼寝をする。本当に眠ってばかりの隠居生活が羨ましい限り。
 ぼくは晩酌をやり夕食にご飯を食べないので、朝には空腹で起きるのが常である。朝三時に起き出して、七時まで朝食をお預けなんて、きっと地獄の苦しみであろうと思う。
 ともかく毎夜、眠気を感じるようになった。本を読んでいる間に眠ってしまうなんてことは、よほどのことがないとありえなかったのに、最近では、居眠りをして本を取り落とす。なんだか歳を感じていやなのだが、何とか改善はできないものだろうか。それとも人間の終わりに向けて改善のない堕落を迎えようとしてゆくのだろうか、このまま。
 仕事で老人施設を訪れたせいか、弱気になっているのかもしれない。まだまだ老人施設の入所者の半分しか歳を取っていないくせに。(半分というのはちょっと大げさで言い過ぎでごまかしなのでもある)