ユニバーサルデザイン
聞きなれない言葉だが、今日、札幌市内の某ホテルでユニバーサルデザイン機構の総会&レクチャーに出席した。ユニバーサルデザインとはバリアフリーに近い言葉。今後の少子化、高齢化社会を考えた場合、ものの形は今のままでいいのか? と提唱してきた活動であるのだ。悪玉としてあがったのがTVリモコン。ユニバーサルデザインの目指すものは非多機能であるから、実際に使うキーの少ない割に多くの昨日が埋め込まれているTVリモコンは不要であるという考えかた。よく使うリモコンは音量とチャンネルと電源ボタンの5つだけでいい。
確かにリモコンで何もかもやるという考え方はユニバーサルデザインというコンセプトからはずれている。
シンプル、低コスト、わかりやすく使いやすい。
今日、日本代表U23対トルコ戦を見ていて、今野という選手はユニバーサルデザインではないか、と思ってしまった。大久保や松井という選手は、ボタンの多すぎる多機能マシンだ。そう思うとベッカムも田中達也もウーベ・バインも福田正博もユニバーサルデザインではないか。
サッカーはチームに置き換えても同じことが言える。考えすぎるチームにろくな結果は待っていない。シンプルなスペースへのイージーパスとひたすら走るボールのないところでの動き、ゴールへの最短距離を狙う。こんなシンプルなチームが強いよな。と思うと、ジュビロ辺りがすべてにおいて当てはまるのだ。レッズの目指すべきもユニバーサルデザインだな、とつくづく思ってしまう今日であった。今野、一番! とエールを送っておこう。