シュンの日記なページ

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職場の空気

 週末に山に登ろうが、往復600km運転してタンポポの咲き誇るサロベツまで行こうが、月曜日になると何事もなかったかのように仕事が始まる。どうも黙して語らないのは嫌なので、週末の話をしかけるのだが、他人の週末の話なんてどうでもいいのかな、あまり反応もなく、手ごたえがないのがなんだかさびしい。
 若かりし頃もっと溌剌と会話が出来ていた。年齢ではなく、会社の体質、構成する人間の性格、バブル期ののほほんとした時代背景、そういうものももちろん要素としては多分にあったのだろうとは思う。今の北海道経済は最悪だし、会社の賃金は仕事の割に低めだと思う。でも、でもなんだな、職場に来て、月曜の朝くらい、土日、会っていない人々がどのように私生活をエンジョイしていたかに耳を傾け合えない雰囲気っていうのは、やはり嫌なのである。もう少し経ったら、ぼく一人でもこの職場のムードは変えてやろうと思う。
 表面だけカタブツぶって仕事に精を出すにしたって、高々知れている。和気藹々の中に時折醸し出す厳しさ。今の若い社員はこの辺のさじ加減がわからない。少なくともぼくの会社の職員はそうである。信頼あってこその叱責であり、叱責を嫌う故に信頼まで遠ざけようという、無難第一主義の若者のこもりがちで排他的な姿が目に付いてならないのだ。
 若者同士でも遠慮し、気を使い合っている姿なんぞ、ぼくにとってはやたら気持ちが悪いぞ。押し付け合い、ぶつけ合う気概が、人間の正しい距離感を作ってゆくのだと思うのだけれどもなあ。何か、ここにひとつ足りないような気がしてならないのだ。