シュンの日記なページ

当別町スウェーデンヒルズ移住者 ブックレビュー 悪性リンパ腫闘病中 当別オジサンバンドOJB&DUOユニットRIOのVocal&Guitarist ツアーコンダクター 写真 スキー 山 田舎暮らし 薪ストーブ

雪捨て場

 ローカルからローカルへの車通勤なので札幌中心部の市街地には入らない。代わりに手稲山から恵庭岳、樽前山へと続く道央山脈の頂稜群を見る。
 ところがこの時期一番いいポイントである、丘珠空港の北側にある小さな川にかかった橋を南へと渡り返すあたり、その山脈が見えにくくなっている。なぜならそこが冬の間の雪捨て場になっており、いまだその巨大な雪山は解けて崩れてはいないのである。
 だが朝方にはブルが入って、雪山を均し、溝を作っている。太陽光を沢山受けるように、早く解けるようにとの作業であるみたいだ。早く雪を溶かすための均し作業。確かに日々、雪の山は広く平たく変わりつつある。何とか道央山脈の頂稜部分は見えてきた気もする。でもまだまだ土によってチョコレート粉をまぶしたバニラクリームケーキのようになった雪山は、巨大である。
 月寒川の土手道にさしかかると、河川敷に植えられた桜の木がピンク色にほころんで見える。まだ五分咲きにもなっていない。春はまだ到達しきってはいない。
 夜に仕事を終えて外に出ると寒さに思わず身をすくめる。真冬がそこにはまだ確かにあった。