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女子バレー、イタリア戦

 凄いね。見ていてとても面白い試合だった。昨年のワールドカップのときは完敗した相手に買ってしまうんだから。
 面白さはそこかしこにあった。昨年から34歳だった吉原は健在。彼女は妹背牛の出身であるが、ここは幌加内よりさらに朱鞠内の奥山に向けて入ってゆく本当に寂れた小さな村。こんなところからバレーボール代表の選手が出てゆくなんて、よほどのことだろうと思う。
 北海道出身者は途中投入された佐々木と、なんと苗字が成田に変わったあの大掛郁久美。その成田はしかも前回五輪予選でのエースだったのに、リベロをやっているのだね。四年後に新しい力が台頭してきてもしっかりしたレシーブ力で復活を遂げることができるのだ。素晴らしい。
 昨年から随分変わったなと思えたのは、栗原。どちらかといえば19歳コンビの大山のほうが活躍した昨年に比べ、貌つきが変わった。顔に自身。そして何よりも冷静さが備わった。この年の選手は半年でぐいっと成長を遂げることがあるのだな。
 現役女子高生17歳の木村にも圧倒された。スパイクの凄まじさは、大友や栗原に引けを取っていない。高橋のコースを突いたスパイクも健在だし。本当に個性のある選手たちによるでこぼこチームだから、見ていて楽しいのだ。これは男子にないものだと思うよ、ホント。
 そういえば今日の「道新」記事で香山リカが、北欧で肩書きのない人ばかりが集まったら女性ばかりだったという。男は肩書きがないと存在価値が薄いなどというような(これほど過激ではないが)ことを書いている。女性の個性というものにいつか勝てる日が来ることを、男たちも夢見なくてはいけないのだ。