シュンの日記なページ

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積ん読の季節

 石狩図書館より予約本の案内メールが立て続けに届く。『王国記4 青い翅の夜』花村萬月は日曜日に妻子が図書館から帰ってからメールが届いた。何と言うバッド・タイミングであろうか。これは来週の日曜日に借り出しに行くつもり。ちょうどその頃に現在読書中の分厚い本『ミスティック・リバーデニス・ルヘインを読み終えるであろう。
 今日は垣根涼介『ワイルド・ソウル』が準備できたとのメール。これ、予約したろうか、との思い。大薮春彦賞を獲るに至って、読まねばと、思ったのだろうか。まあ、いいか。読んでみるか。『ミスティック・リバー』に続いて若干ミーハーな感じがしてとても気恥ずかしいのだけど。
 毎日チェックしているのだが、チャック・パラニュークの新作『チョーク!』はまだ石狩図書館には入荷していない。一番読みたい本がこないというのは辛いなあ。買おうかなあ。でもパラニュークは現在自分の相当にお気に入りなので、これまでの三作も全部買いたいくらいなのだ。でもこれまでレンタルで読んでいるので、貫きたい。『チョーク!』を買って書棚に並べるくらいなら、そこには『ファイトクラブ』だって並べたいのだ。ああ、胸を掻き毟りたくなるほどに複雑な思い。
 図書館で本を借りると、買った本が積ん読本になってしまうことだ。これはこれで馬鹿馬鹿しいほど辛い。その中でも、今、最も読みたい本の一つはデイヴィッド・L・リンジーの『刻まれる女』。あまり騒がれない作家だけれど、ぼくは根強いファンである。サイコブームから読んではいるけれど、ピュアなサイコというわけでもなく、むしろブームでは終わらない凄味を持った作家だと認識している。
 というわけで明日から仙台。読むぞ、飛行機の中で、新幹線で。父の住む田舎家の布団の中で。